2023-09-28 氷水 詩 じわり、と、熱が滲む 私はそれを拭い去るように、扇風機の風を強くした 蝕む温度でぼやける頭 からんと氷が音を立てる 温度に蝕まれて小さくなってゆく物体 それと比例して浮き上がる雫 それを指ですくい上げる その雫は氷から温度を受け継いで冷たかった けれど多分その雫は あまりにも純粋で美しい shironekosha.thebase.in