脊椎と雨音

詩人になりたい人の詩たち

午前3時の君

午前3時の君 は
まるで死体のようで
口元に手をかざせば微かに息があたるのだけど
いびきもかかず寝返りも打たず
ただ静かに横たわっている
陶器のように白くて冷たい肌 が
現実感を曖昧にして
この光景自体が夢のよう な
そんな気がしてくるから
僕はぎゅっと目を瞑っ て
目を覚ますよう 祈った

 

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