2023-03-01 桜の終わり 詩 桜の終わりは梅雨というガンマン。雨粒の銃弾をたくさんの銃に装填したら一斉に花びら目掛けて撃ち落とす。桜の小さな花弁なんて風という空気の圧で舞ってしまうのだから、そんなに急いで撃ち落とすこともないだろうに。 ぼたぼたと銃弾の音がする。この銃弾がやんだとき、どれほどの桜が残っているだろう。それとももう花ではなく、葉に交代するつもりなんだろうか。葉桜になれば多少の雨には耐えられるから。新緑の艷やかな輝きも悪くない。 (ランキングに参加しています。よければ応援お願いいたします。)