2022-12-29 電子の海と雨音 詩 雨音が零れて脊椎流れてくはらはらと舞う雪素肌を撫でてゆきワイパーを上げた車の白化粧花嫁を乗せ馬車となり走りつつたてがみの靡く風との風鳴よ飼い犬の遠吠え夜月に吸い込まれ星空の散らばる欠片拾い上げ炭酸の中に沈めて飲み干せば喉を焼く胃液の酸の熱量よ紫陽花の足元暗く苔ている水草の残像光学迷彩と隠れ電子の海の中 (ランキングに参加しています。よければ応援お願いいたします。)