脊椎と雨音

詩人になりたい人の詩たち

夜食

夜中の空腹は罪の匂い。そこで食べるお菓子は罪の味。もぐもぐ。もぐもぐ。もぐもぐ。意識が朦朧としたまま私は手と口を動かす。お腹が満たされればすぐにまた眠りにつくのだ。このお菓子は睡眠への特急券。切符はお持ちですか。ええ。睡魔がそこにありますから。

 


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