私は私のことだけをひたすらに考えていたい私は私のことですら半分も理解できていないからこの小さな脳みそに残る自分という不確かな記憶擦れて掠れて傷んだビデオテープのようだ再生するたび薄くなってくひたすら私はそれを見るいや見させられている夢が私…
たとえば首筋に落ちた雨粒一つたとえば足元に転がった空き缶一つたとえば目元に貼り付いた髪の毛一つ大したことはないでしょう大したことはないでしょうだけれどそれに気づいて意識を向けるとふと自分の輪郭がぼやけていたことに気づくのです (ランキングに…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。