月が食べられていくゆっくりと味わいながらそれは深く寂しく静かな味体の底にしんと響いてするりと溶けていってしまう少しずつ口に入れては舌の上で味わって飲み込むときにはほらもう消えてしまっている (ランキングに参加しています。よければ応援お願いい…
目が覚めたがまだカーテンの隙間から朝日の光は入ってきていなかった。暗闇だ。今は午前四時。秋から冬に変わる瞬間はひどく寂しい。私はこれからはじまる今日のことを憂う。寒さは鉛だ。押しつぶされそうになりながら毛布を引っ張って被る。ああ嫌だな。何…
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