脊椎と雨音

詩人になりたい人の詩たち

たそがれどき

黄昏時は誰そ彼とき
あそこにいるのは誰だろか
夕立のあとの曇った視界に
ゆらりゆらりと人の影
さ迷っている幽霊だろか
宵の淵で揺らぐのは
自分の輪郭おぼろげに
きっと忘れていくのだろう
そして向こうへ行くのだろう
あれは一体誰だったか
くるりと振り向くその顔は
随分私に似ているな

 


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