地に足を着けて生きなきゃだめだよ、と君は言った。君は少しだけ浮いていた。僕はそれに憧れていたのだけど。浮いていて良いことなんて蟻さんを踏み潰さないくらいね。君はそう言って寂しく笑った。どうして?と僕が尋ねると君は恥ずかしそうに笑った。「足…
ステンドグラスに映っているのは私ですあなたの前で懺悔をする前の半透明に透けるほど罪の意識で自分が消えて私は言葉を紡ぐたび色を得ていくのでしょうひとつふたつと区切られてひびがはいったようになって割れそうで割れないところまでいってやっと私は許…
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